雛ふじ人形工房での駿河天神製作の様子をご紹介いたします。
静岡県(駿河地方)でつくられる衣裳着天神を駿河天神といいます。特色は、全て立派なひげをたくわえていること。
また、両袖が張り上がる振付をし、迫力のある堂々とした姿をしています。特番・特大・番外などと呼ばれる大型の天神が好まれています。
雛ふじでは、静岡県伝統の駿河天神を製作しています。
衣装作り
数多くの部分品を裁断、縫製、折り込みをし、仕上げます。
胴組み
伝統の素材(藁胴)に、腕(木毛をまいたもの)と針金を通します。膝を作り、袴をはかせます。
着せ付け
数多くの部分品を素胴に着せ付けていきます。
振付け
駿河天神の独特の振付け、両袖もここで決まります。
特大天神の完成です。